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LCCの話 [├雑談]

この記事は、 夢空さんに仰せつかり作らせて頂きました。

素人のオイラが無謀にもLCC(格安航空会社)について語っちゃいます ^^;

補足、ツッコミ、お待ちしております m(_ _)m

 

LCCの現状

IATA発表の2008年・旅客数上位30社のデータを見ると、

そこには一昔前のデータしか知らなかったオイラにとっては驚愕の事実が(文末にデータ載せておきます)。

国際線部門の第1位はライアンエア、国内線部門の第1位はサウスウエスト、

そして国際線+国内線総合の旅客数世界第1位は、サウスウエストでした。

「ライアンエア」はアイルランドのLCC。

そして「サウスウエスト」はアメリカの国内線専門LCCです。

ちなみに国際線部門第3位には英国のLCC「イージージェット」、

14位にはドイツのLCC「エアベルリン」がランクインしています。

ではJALやANAはどうかといいますと、

国際線部門ではJAL:20位、ANA:30位圏外

国内線部門では、 JAL:9位、ANA:7位

国際線+国内線部門では、JAL:13位、ANA:12位

という結果でした。

特にJALは国内線、国際線のさらなる廃止を計画していますから、ランクはもっと下がるのでしょうね。

以前はこういうデータでJALやANAは上位の常連だったのですが、

今や三部門のトップに君臨するのはいずれもLCCであり、JALやANAよりも上位にLCCやアジアの各航空会社が多数ランクインしています。

オイラの感覚ではまだまだ「小規模」なイメージのLCCでしたが、

並居る世界のメガキャリアを抑え、既にLCCは世界中の利用者からこんなに受け入れられ、

巨大なエアラインに成長したのです。

既存の顧客を奪うだけでなく、「こんなに安いんならヒコーキを使おうか」

と潜在需要の掘り起こしにもつながるなど、LCCの登場で航空利用者数は大幅に増加。

時代は大きく変わりました。

 

LCCの発足と今後

1980年代以降、低コスト運航を実現できる旅客機の登場と、

各国で進んだ空の規制緩和がLCCの登場を促しました。

例えば、アメリカでは2つの機関が航空会社を監督していました。

路線開設、運賃等、航空会社の経済活動に規制を設けるCABという機関と、

安全面に目を光らせるFAAという機関なのですが、

CABは1981年から段階的に規制を緩和してゆき、最終的に1985年に解散してしまいました。

安全面を監督する機関は残りましたが、航空会社の商売のやり方を規制する専門の機関がなくなってしまったのです。

規制「緩和」というより、むしろ規制「撤廃」と言うべきこの政策により、

なんと300社強の新規参入がありました。

結局200社強が破産、合併、買収などで姿を消し、生き残った会社の多くは大手の子会社として再編されました。

この新規参入した航空会社の中には低価格戦略をとるところが多くあり、

これまで大手航空会社のドル箱だった幹線の低価格化が進みました。

同様の規制緩和が世界各国でも進んだのですが、

その最初の成功例が、米国の国内線輸送だけで旅客数世界一まで登り詰めたサウスウエスト航空でした。


同社が確立したLCCのビジネスモデルは、
・機材を小型機に統一
・目的地同士を直結(ポイント・トゥー・ポイント)
・短距離主体の路線網
・在陸時間を減らして多頻度運航
・ノーフリル(機内サービスの省略・有料化)
・座席はエコノミーのみのモノクラスで自由席
・チケット販売は直販主体
・空港利用料が安いセカンダリ空港の利用
・清掃作業などを乗務員が担当してコスト削減
などでした。

しかもこの航空会社、ご存じの方も多いと思いますが単なる切り詰め一辺倒のつまらない会社ではなく、

「顧客第二主義」、「従業員の満足第一主義」をポリシーとする非常にユニークな会社です。

たとえばこんなアナウンスしたりとか 

サウスウエストの急成長により、やがてこの成功例を雛形としたLCCが世界で続々登場するようになりました。

尤も、すべてのLCCがそっくりサウスウエストの真似をしたのではなく、

国際線を運航するLCCでは、大型機材、長距離路線、2クラス制が珍しくないですし、

主要空港を使ったり、FFPなど付加サービスを提供する会社もあります。

また近年は大手傘下のLCCも参入して競争が激化し、全体的にサービスが徐々に充実する方向にあります。

 

欧米、豪州などでは既にLCCのシェアは3割を超え、数年以内に5割を超えるという予測もあるのだそうです。

日本の航空行政はこれまでずっと閉鎖的でLCCにも消極的だったのですが、

今後ますます大きくなるであろうこの流れを無視できなくなり、対応を迫られることになります。

つい先日、11年度から国内線の航空燃料税半減の方針であることが報じられましたが、

これも航空大競争時代に日本の航空会社が生き残るために絶対必要な方策の1つであるとして、

これまでずっと言われ続けていたことでした。

(LCCと密接な関係のある航空行政については、これだけでスゴイ量になってしまうので、いつか別記事を書く予定です)

 

 LCCに乗る時は

最後に、これは他の交通機関全般でも同様なのですが、特に海外LCCを利用する際の留意点を。

浅田次郎がJAL機内誌で連載しているエッセー「つばさよ つばさ」

オイラ大好きで、搭乗の機会があればこれを読むのを楽しみにしているのですが、

そのひとつが非常に印象深くて、今回のことに少し通じるところがあるのでちょっと触れさせていただきます。

この話は、浅田氏一行が講演のためにロサンゼルスからサンフランシスコへの移動中に起こった出来事です。

一行が利用するヒコーキは搭乗時間が2時間近く遅れ、機内で更に2時間待たされてしまいました。

これが日本の国内便なら乗客たちは大騒ぎをするところなのでしょうが、皆静かにフライトを待っていました。

結局4時間後にこの便は欠航となり、乗客は降ろされてしまいます。

この状況下で航空大国アメリカ人はまったく動揺しません。

文句ひとつ言わずにそれぞれが個人の責任において、次なる方法を探し始めるのです。

浅田氏一行もなんとか代替手段を確保してほっと一息ついたとき、1人の日本人の若者が心細げに話しかけてきました。

「あのう、僕はどうしたらいいんでしょうか」

彼はこの便が欠航してしまったため、日本に帰国する便に乗れなくなってしまったのでした。

「どうするも何も、自分の始末は自分でつけるのが世界の常識である。どうやらこの若者はサービス大国日本の常識によって、アメリカの航空会社がきちんと責任を取ってくれるものだと思い込んでいるらしい。で、何をするでもなくボーッと待っていたのである。」

氏の同行者が若者のために八方手を尽してどうにかシートを確保しても、

ちゃんとヒコーキに乗れるのかすら危ぶまれる頼りない姿に見かねた米海兵隊の好漢が、

「同じ便だから自分に任せろ」と握手を求めても、

若者は特に礼を言うでもなく、それをまるで当然の権利と受け止めている様子でした。

ついに氏は若者の頭をゴツンと叩き、言いました。

「きちんと握手ができるようになるまでは、二度と日本から出るな。おまえには権利はあっても資格がない」

 

LCCとは直接関係のないエッセーなのですが、

これ、ヒコーキを利用する際の日本人と外国人の意識の差をよく表していると思いました。

遅延/欠航が生じてしまった時、

ネクタイを締めた立派なビジネスマンがカウンター越しに「何とかしろ!」と怒鳴っていたり、

「重要な会議があるのに欠航になってしまったせいで出席できない!」と、

カメラに向かって苛立ちを隠せない様子をニュース等で見ることがあります。

機材故障で乗るはずだった便が急に欠航になってしまうのは気の毒と思いますが、

例えば台風とか大雪で遅延/欠航というのは事前に十分予測できるわけで、

にもかかわらず重要な会議直前のチケットを取って、もうこれで当然出席できると思い込み、

そこから先のことは何も考えずに「何とかしろ!」というのは、

まさに「サービス大国日本ならでは」と言えるでしょう。

 

大手エアラインならば万一のトラブルに備えて予備機を確保してあり、

たくさんのヒコーキを(LCCと比較して)余裕のあるスケジュールで動かしているので、

例えば、「A空港に飛ぶ予定のヒコーキをB空港に飛ばし、B空港に行くはずだったヒコーキを…」

という具合に上手くやりくりをして、アクシデントの影響を最小限に留める可能性が大きいですし、

自社便での代替輸送を利用できるかもしれません。

一方、LCCは限られた機材を徹底的に回転させるため、一旦アクシデントが生じると、

遅延、欠航の影響が連鎖的に拡大する危険性をはらんでいます。
(サウスウエストの定時運航率の高さは有名ですが)

イザという時の対処法を備えず、チケット代の安さだけで安易に海外LCCに飛びついてしまうと、

大荷物と共に外国の知らない空港ターミナルに放り出され、

「あのう、僕はどうしたらいいんでしょうか」

という事態もあり得ることを覚えておいた方がよいでしょう。

 

 

この記事の資料:
「航空業界の動向とカラクリがよ~くわかる本」
「21世紀の航空新常識」
「よくわかる航空業界」
「つばさよ つばさ・第二十五回 ありがとう」


旅客数上位30社(2008年・IATA発表 オレン字はLCC)
国際線
1ライアンエア
2ルフトハンザ
3イージージェット
4エールフランス
5ブリティッシュエアウエイズ
6KLM
7エミレーツ
8アメリカン航空
9シンガポール
10キャセイパシフィック
11スカンジナビア
12イベリア
13スイスインターナショナル
14エアベルリン
15大韓航空
16タイ国際航空
17コンチネンタル
18デルタ
19エアカナダ
20日本航空
21ノースウエスト
22トルコ
23エアリンガス
24ユナイテッド
25カタール
26LAN
27チャイナエア
28カンタス
29オーストリア
30ハバクロイドグループ

国内線
1サウスウエスト
2アメリカン
3デルタ
4中国南方
5ユナイテッド
6USエアウエイズ
7ANA
8ノースウエスト
9JAL
10コンチネンタル
11中国東方
12カンタス
13中国国際
14エアトラン
15TAM(ブラジル)
16ジェットブルー
17ゴル航空
18エールフランス
19アメリカンイーグル
20アラスカ
21海南航空
22ルフトハンザ
23アトランティック・サウスイースト
24深圳航空
25エア・カナダ
26メサ航空
27トルコ
28スカンジナビア
29ピナクル航空
30イベリア

国際線+国内線
1サウスウエスト
2アメリカン
3デルタ
4ユナイテッド
5中国南方航空
6ライアンエア
7USエアウエイズ
8ルフトハンザ
9エールフランス
10ノースウエスト
11コンチネンタル
12ANA
13JAL

14イージージェット
15カンタス
16中国東方航空
17中国国際
18ブリティッシュ・エアウエイズ
19TAM航空
20スカンジナビア
21エアトラン
22KLM
23エア・カナダ
24イベリア
25エミレーツ
26ジェットブルー
27トルコ
28大韓航空
29ゴル航空
30シンガポール


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コメント 23

sak

>おまえには権利はあっても資格がない
って言葉、しっかりとらえなきゃですね
でも、安い航空会社でも普通航空会社でも
何かあった時どうにかしてくれるということは別にして
定時や安全運航っていうのは求めてしまいますね
by sak (2010-09-06 09:44) 

guchi

「あぁ今日のフライトは久々に予定通り
欠航も、遅延もなく、預かり荷物も無事出てきた
良かった~」 なんて喜ぶ乗客 (外国の場合)
「今日のフライトは到着が15分も遅れた~」
なんてちょっと怒る乗客 (日本の場合) (・_・;)
by guchi (2010-09-06 13:53) 

鹿児島のこういち

僕も権利はあっても、資格のない一人かもぉ~(^O^)なぜなら、英会話、まったく無理(^O^)海外で個人で交渉なんて、手振り身振り!後回しは確実ですなぁ(^O^)
全日空大好き人間の僕としては、海外に行く事があっても、全日空か、大手しか頭の中にはないと思います。
機内アナウンスをラップでやられても、何言ってるのかわかんないですからねぇ~f^_^;

by 鹿児島のこういち (2010-09-06 20:25) 

miffy

安くて便利なのはいいですが、機内サービスが有料なのはちょっと寂しいですね~
この前の旅行でも国内線は飲み物だけのサービスでした。
1時間くらいの飛行時間ならいいけど4時間も乗ってると何か出てもいいのにと思ってしまいました・・・
海外だと大手の飛行機会社でも国内線は名前が違ったりするんですよね~
by miffy (2010-09-06 20:46) 

雅

自分は国内オンリーなので関係ない話ですけど、
トラブルの時にネゴするなんてできないですね。
by (2010-09-06 22:35) 

tooshiba

勉強になりました。
いつにも増して、いい記事でした。m(_ _)m
by tooshiba (2010-09-06 23:39) 

フェイリン

昔乗ったアメリカウエスト航空は何位かな?
と思ったら吸収されたのを思い出しました…ああ…
by フェイリン (2010-09-07 12:09) 

とり

皆様 コメント、nice! ありがとうございます。

■sakさん
>しっかり
実はオイラ、人任せですぐ頼っちゃうので、これを肝に銘じなきゃ。
と思っております。
>定時や安全運航
それが素直な気持ちですよね。すぐ下のguchiが書いておられるのがあるべき心構えなんでしょうね。
sakさんみたいにしょっちゅう乗っている方だと何かあっても大丈夫なんでしょうが。

■guchiさん
実際に米国でビジネスからプライベートまで器用にヒコーキを利用しまくっておられる方の言葉は
非常に重みがありますm(_ _)m
ヒコーキに乗る時は、(外国の場合)のスタンスで利用するべきなんでしょうね。

■鹿児島のこういちさん
>資格
エッセーの内容を大分はしょってしまいましたが、氏が述べているのは、
この若者には自分で何とかしようという気概、心構えがない、当たり前の感謝ができない→資格がない
ということでした。明確でなくて申し訳ありませんm(_ _)m
鹿児島のこういちさんは英語ができなくても手振り身振りで個人交渉する覚悟があるのですから
立派に資格あります。<(`・ω・´)
>全日空か、大手
本音を言うと、オイラも同感です^^;
大手の値段は「安心料」という名の保険込みですよね。
イザという時に安心の対応ができる余力が日本この航空会社に残っていてくれると嬉しいのですが…。

■miffyさん
四時間でドリンクだけってのもビックリですし、四時間で国内線ですか!
記事書いてて思ったのですが、海外LCCを安心して利用できる日本人て、
ツアコンのサポートありか、miffyさんみたいに慣れている方くらいじゃないですかね~。
>名前が違
そうなんですか! 調べてみます。

■雅さん
実はオイラも記事書いてて、自分が1人で海外で同じ状況になったら、何ができるんだろう…。
って考えてしまいました。とりあえずセカチューの有名なセリフを叫んでみるとか??

■tooshibaさん
今回の記事はいつもの記事よりかは間口が広かったですね^^
というか、ヒコーキファンでもない健全な方々がどうしてこんな変態ブログに
こんなにお付き合い下さるのか、それが非常に不思議でなりません。

■フェイリンさん
それは残念でした^^;
以前利用した航空会社がなくなったり合併したりすると寂しいですよね。
by とり (2010-09-07 20:20) 

夢空

お忙しいなか、わかりやすく丁寧に書いていただき
感謝☆で、ございます(*^_^*)
「権利はあっても資格がない」
このお話の状況下だけでなく、人として生きていくなかで
遭遇するであろう物事全般に言えることではないかと・・。
確かに、サービス過剰の日本に慣れてしまっている日本人。
もちろん、安全は保障されなければなりませんが、、
先日、利用した某鉄道会社。
乗り換え案内は3回・・・これは、聞き逃した人にはありがたいかも^_^;
忘れ物はないようにとのアナウンスも3回^^;
これは、さすがに小学生じゃないよ~、、と思いました。
リクエストにお答えいただき、ありがとうございました<(_ _)>


by 夢空 (2010-09-07 21:23) 

せつこ

「権利はあっても資格がない」
言葉が話せないので、私もオロオロでしょうね。
「何も有りませんように」と願って搭乗しております。
東南アジアが多いので、利用は大韓航空が多いです。
by せつこ (2010-09-07 21:27) 

まさ

お久しぶりのこんばんは^^です。

オレンヂ色のオレン字にnice!です。

で、・・・最近成金に成り上がっている中東系は成長しているのかと思いきや、
そんなこともないんすね?
F1やらサッカーやらのスポンサーになってるエミレーツだとかエティハドとか・・・
利用客数と儲けは別の世界のハナシなんでしょうね。
by まさ (2010-09-07 22:21) 

まめ助の母

私もJalの機内誌熟読しますあと機内販売の冊子♪
日本人ってやっぱり平和ボケしてるのでしょうかね
海外にいったらアクシデントばっかりですよね
郷にいれば郷に従う…ですよね
でも飛行機大好きまめ助の母も
無事に到着しますように!
とか言いながら搭乗していますよ
by まめ助の母 (2010-09-07 23:04) 

an-kazu

ものすごく勉強になりましたΦ(・_・)メモメモ
知ったかぶりして、みんなに話しちゃいたいような
内容でありますm(_ _)m
by an-kazu (2010-09-07 23:30) 

me-co

それにしても規制緩和のもたらすもの、すごいビッグバンですね。
でも、人の命を預かる運輸交通業は保護産業であるべきと思います。
by me-co (2010-09-08 00:31) 

とり

皆様 コメント、nice! ありがとうございます。

■夢空さん
お粗末さまでしたm(_ _)m
>忘れ物
このアナウンス、外国では珍しいんだそうですね。
「日本人はそんなに忘れやすい国民なのか?」と真顔で尋ねたイギリス人の話を聞いたことが^^;
良くも悪くもサービス大国ですね。

■せつこさん
>「何も有りませんように」
オイラも同様でございます。

■まささん
こちらこそご無沙汰しております。
>オレンヂ色
そこに気がついてくれましたか(;´Д⊂)
>エミレーツ
言われてみればヒコーキ買いまくってるのに意外です。
流石鋭いですね。
国内線はランク外ですが、
上記の出典データの「旅客キロ・国際線部門」でエミレーツが4位に入ってました。
エコノミーなんか眼中なくて世界のセレブを相手にしてるって感じでしょうか??

■まめ助の母さん
まめ助の母さんも愛読者でしたか^^
機内販売の冊子は…オイラはパラパラ見るだけですね~。
>郷にいれば
ですね。平和な日本の感覚のままでいるからカモにされるんですよ。

■an-kazuさん
恐縮です。
オイラもただの受け売りで書いてるだけですから~。

■me-coさん
>保護産業
規制緩和の功績がしばしば強調されますが、
安全がそこなわれてはなんにもなりませんからね。
by とり (2010-09-08 06:44) 

鹿児島のこういち

身振り手振りは得意です(^O^)
随分前にソウルや上海に行った時も、夜、出歩かないでくれと言われてても、出歩き。屋台街を見つけては、店主と値引き合戦(^O^)
びっくりしたのは、その屋台街で韓国味付け海苔、20袋くくり千ウォンだったのが、まったく同じ物が免税店で千円だったこと!(@_@)
当時、千ウォンが70円だったから、とんでもないボッタクリ!ホントに目が飛び出しそうだった(O_O)
屋台街で買い物しててよかったぁ、シルクのシャツなんか日本円で200円くらいで買ってきちゃったf^_^;
上海では、裏街で500円で10皿くらい、いろんな中華を夜、食べましたぁ(^O^)/
どちらも、全て身振り手振りでしたぁf^_^;
by 鹿児島のこういち (2010-09-08 20:34) 

IsPhoto

とっても興味深く読ませていただきました。
日本では料金もサービスも画一で提供されていると感じますが、欧州方面では
値段とサービスがかなりしっかりと比例している気がします。航空運賃にして
も、欧州域内路線で直行便が350Euroくらいする路線でも、変な時間で
古い機材で、乗り継ぎで、時間が3倍以上かかるような路線を選ぶと
70Euroだったり...。
でもそんな時、日本のサービスってある意味すごいな...と感心することが
あります。どんな人にも優しいサービス。ユニバーサルサービスの一種と
捉えてもおかしくないと感じたこともありました。
グローバルスタンダードではないかもしれないけど、誇りに思っても良いと
思いました。

by IsPhoto (2010-09-09 22:33) 

OILMAN

こんにちは。
サウスウエスト航空の話は、私が参加したビジネス研修の題材にも使われて非常に興味深く会社の活動を見たことがあります。
安かろう悪かろうではなく、徹底的に無駄を省いて最小限のコストでサービスを提供するというスタンスは全てではありませんが共感できるところもありました。
まあ、サービス慣れした日本人にこういう100%会社が受け入れられるかは解りませんが、商売が成立するくらいのニーズはあると思いました。
ビジネスなら確実性のある今までの航空会社を使うでしょうが、時間に余裕がある時や、代替の交通に行けるくらいの余裕がある時なら使ってみたいですね。
by OILMAN (2010-09-09 23:12) 

とり

■鹿児島のこういちさん
オイラが死んだらこのブログ引き継いで頂きたいです。m(_ _)m
それから鹿児島のこういちさんの爪の垢、欲しいです。

■IsPhotoさん
乗り継ぎが安いというケース、以前米国の例で教えて頂いたのですが、
欧州でも同様のケースがあるのですね。
日本のサービス、やっぱりすごいことなんですね。
実体験からのコメントありがとうございました。m(_ _)m

■OILMANさん こんにちは。
おお、研修で出てきましたか(@Д@)
この会社のやり方、米国でも賛否あるみたいで、「ふざけ過ぎだ」という苦情もあるのですが、
「そういう方は当社を利用しなくても結構です」という返答だと書いてありました。
格安運賃でサービスが限られても構わない。と割り切る旅行者が今後も徐々に増えてくると、
ここまでではなくても似たような会社が日本にも現れるかもしれませんね。
by とり (2010-09-10 06:41) 

basashi

日本にLCCと呼べる航空会社はまだありませんが、その代わりに日本では
旅行会社が出しているパッケージツアーがありますよね。ホテルと航空運賃
がセットになって何でこんなに安いのと驚かされることがよくあります。
制約の多いLCCより大手航空会社を上手に利用した方が快適な旅ができる
と思います。
by basashi (2010-09-11 20:58) 

とり

■basashiさん
確かに安心料も込みでそっちのがいいかもですね~。
by とり (2010-09-12 06:42) 

takkun

とても興味深く読ませていただきました。

個人的にはアメリカ式の『てめぇで勝手に考えな!』的なサバサバした感じ、『俺らはAからB地点まで、あなたを安全に運ぶ事を引き受けた、でも、その時間までに運ぶ事は約束していないから後は知らないよ』と言わんばかりの感じ、『アメリカでは』嫌いじゃあないです。
だからAmtrakがよくわからない理由で20時間遅れても、ぎりぎりダッシュで飛行機に搭乗したのに『滑走路が一杯なの、だから1時間半待ってから離陸するのでそのまま適当に時間潰して待っててね。』というアナウンス1つで2時間半待たされても、楽しくて楽しくて…
JALやANA、JRがこんなことしたら翌日は間違いなく新聞沙汰。
日本に本当のLCCが存在できない理由はこの辺にあると思います。
なんてったって、国内に限れば、競争相手は15分遅れただけで翌日の新聞に報道される新幹線、20時間も遅れたら袋叩きでしょう。
(以前、大雪で寝台特急日本海が24時間遅れた事がありましたが、青森駅長が頭を下げながら乗客に遅れのお詫びをしていたのを、こんなに遅れるならなぜ運行したんだ!と言わんばかりの感じで報道していました。)

LCCの値段ばかりが報道されて、大手は…??みたいな報道がされていますが日本ではそのうち、安いだけで何だこれは!!と言う、マスコミ得意の、手のひら返しの報道がされるのではないでしょうか?LCCの本質的な考え方がサービス超一流国の日本では理解されないように思います。機内食がおにぎり一つとか、到着後直ちに清掃とか、上辺ばかりが報道されて、本質的な部分が抜け落ちている…

でも私は、上述のようなことを経験した後で、帰国時にJALの機材を見ると本当に安心します。搭乗時に『お帰りなさいませ』とCAに言われると、本当に帰ってきたなあ、という感じがします。あぁ、やっぱり私はサービス超一流国に住む日本人なのだ…と言う事を実感する瞬間です。だからJALには本当に頑張ってほしい…
by takkun (2010-09-13 10:49) 

とり

■takkunさん
>本当に帰ってきたなあ
オイラも成田に戻って来た時の職員さんの対応に感動したのを覚えているのでよくわかります。
フルサービスか、LCCか。今後も選択できるようであって欲しいです。。。
by とり (2010-09-15 06:51) 

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