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北部九州旅行・1 [■旅行記]


Ⓐ自宅→Ⓑ滝ヶ原飛行場→Ⓒ日吉原離着陸場→Ⓓ豊川離着陸場跡地→Ⓔエアポートウォーク→Ⓕ道の駅仁保の郷(車中泊)

(これは2011年5月の話です)

今回は福岡県、佐賀県、長崎県を回ることにしているのですが、

長崎県には未訪問の離島空港/跡地が6ヶ所残っていて、特にその離島を全部回ろうと考えていたのでした。

3:30 自宅出発

早速本日、というか、日付が変わる24:10博多港発のフェリーに乗って対馬に渡る予定です。

これまでの経験から、ゆっくり走り、きちんと休憩をとりつつでも、博多港には17:00には着けます。

出港は24:10ですから、7時間前には着いてしまうわけです。

そこで、途中のまだ見ていない飛行場に寄り道しながら進むことに。

万一のことを考えると、早めにある程度港の近くまで進んでおいた方が安心なのですが、

この時期撮影ができるのはせいぜい18:30まで。

例えば博多港に到着してから周辺の飛行場を回るとすると、1時間半で薄暗くなってしまい、

その後5時間半、延々と暗い中で出港を待たねばなりません。

それでまだ行っていない飛行場を自宅の近くから順番に回りつつ進むことにしました。

まずは静岡県の滝ケ原飛行場、その後愛知県の日吉原飛行場、豊川飛行場、名古屋空港のエアポートウオークを見学。

(静岡県の滝ケ原飛行場は滑走路を撮るのに失敗してしまったので後日再び行くことに。とほほ)

その後岐阜県の某河川敷内の滑空場に向かったのですが、ここは結局入れなかったので名前を伏せておきます。

 

実はこの日は早朝からすんごい雨。

フィリピンで発生した台風1号からの湿った空気と前線の影響で風雨共に非常に激しく、

台風特有の空模様で、 時々視界が白く煙るほどの豪雨になるかと思えば、

ほとんどカサも不要な時もあり、飛行場の撮影はそのタイミングで済ませました。

というか、恐らくオイラの日頃の行いが品行方正、清廉潔白なためだという結論で間違いないと思うのですが、

撮影場所に到着すると、それを待っていたかのようなタイミングで雨が止むのです。素晴らしい。

滑空場近くの道の駅にて、エアポートウオークで買ったお弁当で昼食。

まだまだこの先にも未見学の場所はたくさんあるのですが、ぼちぼち博多港に向かうことにしました。

ここから博多港までは800km。予定では出港2時間半前には到着できます。

 

途中、兵庫県で給油。

給油中、事務所から出てきたスタッフのおばちゃんがつかつかとオイラの車に歩み寄ると、

やにわにワイパーを持ち上げ、ゴムを引っ張っています。

そしてオイラの所にやって来て言いました。

「このゴム、もう寿命だから替えときましょか?

ディーラーで買えたら定価取られるからディーラーで買えたらダメですよ?

でもウチは割引で得ですよ?」

な、なんて関西流営業トーク!(☆Д☆)

オイラの行きつけのディーラーは割引価格なんだけどな~。

相変わらず雨がすごく、車体をバシバシと激しく叩きつける雨音でラジオも満足に聞けないほど。

そしてたまにハイドロプレーン気味になりますが、そんなに飛ばしてないしFFなので無問題。

 

実は出発の少し前にスタッドレスからノーマルタイヤに履き替えたのですが、

去年まで使っていたノーマルタイヤを装着前に点検したら、極太のネジと金属片が深々と刺さってました。。。_| ̄|○ il||li

(むむむ、もうちょっとミゾが残ってるからもう少し走りたいなぁ。。。)

素手ではとても取れないのでプライヤーで引っこ抜くと、どちらからも勢いよくエアが抜けます。

工具箱を探したら、多分10年位前に買ったと思しきパンク修理キットが出てきたのですが、

セメントがひからびて固くなっており、まるでゴムのようです。

(こんなゴムみたいな状態で使えるんか??)

よく分かりませんが、ロケット型のゴムに無理やりセメントを塗りたくって作業しました。

翌朝見てみたら、一応空気圧はきちんと保っています。

ホッとしてその日一日仕事で走ったのですが、大丈夫。

ところが更にその次の日、仕事で走行中に突然空気が抜けてしまいました。

路地に車を入れ、スペアタイヤに交換。その後カーショップへ。

修理に必死で気が付かなかったのですが、パンク修理してるところを偶然お得意さんに見られしまい、

後日、「とりさん、○○の裏でお店開いてたでしょ~」と言われてしまいました。

実は4本ともミゾがかなり減っていたので、今回の旅行が終わったらボチボチ新品に履き替えようかと考えていました。

いい機会なので、ここで4本とも新品に履き替え。

今から考えると、豪雨の高速走行中に空気が抜けたら。と考えるとゾッとします。フロントタイヤだったし。

 

天候は最悪なのですが、それでも順調な走行が続き、広島県に入りました。

予定していたのよりちょっと早く進んでおり、出港3時間前には着けそうです。

(余裕だからちょっとペース落とそうかな~)などと考えていた矢先、

道路情報を示す大きな電光掲示板に「通行止め」の表示が。Σ(゚Д゚;)

ラジオを合わせてみると、

「この先約85キロの玖珂ICから山口南ICまでの区間、雨のため通行止め」とのことでした。

(おいおい…)

こうして、「オイラの日頃の行いは品行方正、清廉潔白説」は豪雨による濁流に巻き込まれ、

キレイさっぱり跡形もなく流れ去ったのでした。(;´Д⊂)

そういえば数時間前からナビが時々思い出したように、「10キロメートル以上先、入口閉鎖です」とか言ってたっけ。

あれはこのことだったのか。。。 _| ̄|○ il||li

まだ広島JCTの手前なので、中国自動車道に迂回して下関に向かうルートもあるのですが、

距離がかなり延びてしまう上に中国道も同じく雨で通行止めの箇所があります(地名は忘れた)。

これは通行止めの箇所は下道で迂回するよりありません。

よそ者のオイラには、突然「玖珂ICから山口南IC」と言われても、それがどの位の長さの区間なのか見当もつきません。

下道を使った場合、どの位のロスになるのかも分かりません。

通行止めの一つ手前のPAで状況を把握することに。

 

・・・。

独自調査の結果、通行止めの区間は66.5kmでした。

高速なら40分ほどで通過できる距離ですが、ナビでは平行して走る国道2号で迂回した場合、

所要時間が2時間ほど増えると出ました。

それでも出港1時間以上前に港に着けます。これなら大丈夫。

通行止めの区間がそれほど長くなくてホッと一安心です。

オイラのナビは一般道の所要時間を平均速度30km/hで出す設定なので、

順調に進めば予想時刻よりずっと早く港に着く可能性も大いにあります。

ということで、通行止めのインターで降りて山口南ICまで下道を走ることにしたのでした。

ところが、夕方の帰宅ラッシュと大雨が重なったせいか、玖珂IC周辺は大大大渋滞!

インターを出て、ほんの1kmほど先の国道2号にたどり着くまでに1時間以上を要しました。

周辺は地元ナンバーに混じって、九州ナンバーの大型トラックだらけ。

オイラこういうケースは初めてなのですが、もしかしたら1つ手前のICで降りた方がよかったのでしょうか。

ナビの港到着予定時刻は、どんどん出航時間に迫っています。

(それでも国道に出れば、スイスイ進むかも。。。)などという希望的観測も虚しく、国道がこれまた大大大渋滞。

雨の中、延々続くテールランプの赤い灯。

本格的にヤバくなって参りました。(゚Д゚;≡;゚Д゚)

時間と共に雨は大分小降りになり、(もしかしたら通行止めが途中で解除になるかも)という淡い期待の下、

地元FMをつけっぱにしておき、解除になったらすぐ高速に乗ろう。と考えていたのですが、

結局そんなことは起こりませんでした。

この先の目指す山口南ICから博多港までは、おおよそ160kmなのですが、

この区間はほぼ高速道路使用なので、時間短縮はほとんど望めません。

やはり時間短縮の可能性があるとしたら、下道を走っている今しかないのです。

時々50~60kmで流れる区間もあるのですが、すぐにつっかえてしまい、また酷い渋滞になってしまいます。

港に着いたらすぐに船に乗れるよう、信号待ちの時に荷物の準備をするオイラ。

博多港にはいくつかターミナルがあり、オイラが行けばいいのはどのターミナなのか不明です。

港に着いたら、対馬の厳原行きのターミナルを探し、それから車を駐車場に入れ、ターミナルで乗船手続きをしなくてはなりません。

事前に確認したところ、「二等は予約不可。手続きは先着順」とだけ書かれていて、

何分前までに、とは明示されていなかったのですが、最低でも40分前には港に到着したいところです。

ついさっきまでは(何時間も前に港についてもヒマだな~(o ̄∇ ̄o))なんてのんきに考えていたというのに。。。

実は最後にお邪魔した岐阜県の滑空場、行くか止めるか大分迷ったのですが、思い切って行くことにしたのでした。

そして、ここで1時間ロスした挙句に辿り着くことができなかったのです。

 

つけっぱにしている地元FMにはサンドウィッチマンが出てました。

「男カルタ」 面白いな~。…って、楽しんでる場合じゃないんですけど。

車を駅前に置いて、新幹線を使おうか。とも考えたのですが、またここまで車を取りに戻らないといけないし、

時間に間に合う列車があるかもよくわかりません。かなりギャンブルなのでやめることに。

(後日調べたら、23:27博多着のこだまがありました。博多到着後、タクシーに飛び乗れば、もしかしたら間に合ったのかもしれませんが、よく分かりません)

結局、奇跡(この先山口南ICまで60km/hで走り続けること)が起きても間に合わなくなってしまいました。。。

非常に残念ですがもうフェリーには間に合いません。

雨の中どこまでも続く酷い渋滞の中で走り続けるのをやめて、とりあえず近くの道の駅で車中泊することに。

その前に、対馬でレンタカーの予約をしていたので、そのキャンセルをしなくてはなりません。

ところが予約変更の連絡先にかけても、直接営業所にかけても既に営業時間外でつながりません。

(…仕方がない。ドタキャンになっちゃうけど明朝連絡するしかないか。。。)

やっぱり長距離の時は余裕の上にも余裕をもたないとダメですね。

この大雨で通行止めという事態も予測すべきでした。。。

ということで、山口県内の山の中の某道の駅で車中泊したのでした。

20:45  寝る。

おやすみなさい。

 

(続きます)


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