また九州・2日目 [■旅行記]
桜島SA→鹿児島本港南埠頭→種ヶ島西之表港→種子島空港→旧種子島空港跡地→種ヶ島西之表港→屋久島港→屋久島空港→鹿児島空港→鹿児島本港南埠頭→桜島SA→えびのPA(車中泊)
2日目
5:05 起床
12月初旬だというのに風が生暖かい。
車中泊の際、今年から完全に断熱シートで目張りをするようになったせいか、
車内も暖かいというか熱い位で、昨晩は冬用寝袋どころか布団もほとんど使わなかったのでした。
5:40 桜島SA出発
高速料金は多分14,100円でした。
本日はまず8時発の高速船で種子島に行きます。
船の出るターミナルを確認。
先月硫黄島に行くのに使用したターミナルのお隣でした。
6:30 国道3号でちょっと市内に戻って朝マック。
店内には二十歳前後の若者4人グループだけ。
ちょっと眠そうだけどヘンなテンションで盛り上がってました。
あのノリは夜遊びからの流れっぽいです。
今にして思えば、あの位の年齢でこういう非常識な時間帯に仲間とつるんでた時ってすんごく楽しかったなぁ。。。
若者たちよ、それは青春してるんだぞ^^
7:30 乗船手続
駐車場内におきっぱになっているバイク、桜島の灰まみれで真っ白でした。
待合所のテレビでは、種子島/屋久島の天気は「曇時々雨」でした。
出発前の予報より悪いです。参ったな~( ̄人 ̄)
8:00 出港
利用したのは「ロケット」という水中翼船なのですが、うっかり外観を撮り忘れました。
水中翼船に乗るのは初めてです。
あっという間に速度を上げ、ものすごい勢いで進んでいきます。
「高速翼走中はシートベルトをしっかりお締めください」とアナウンスしてました。
船特有のエンジンの振動はなく、「キーン」という高周波の音がし、
旋回時は船体を内側に傾けて滑るように進んでいきます。
ヒコーキの感覚に近いです。
9:35 種子島港着
予報とは異なり、いいお天気で陽が出てます。
桟橋からゾロゾロ降りる我々をレンタカー、宿関係?の人たちがサインを掲げて待ち構えてました。
その中の1つにオイラの名前を見つけ、車に乗せてもらいました。
ほどなくレンタカー屋到着。
手続きを済ませ、種子島空港、旧種子島空港見学。
旧種子島空港の滑走路がどこからか見えないものかと車でウロウロしていると、もうお昼前。
13:20の高速船でお隣の屋久島に移動する予定だったのでもう時間がありません。
時間があればロケット発射場も見たかったな~。
種子島空港の展望公園で偶然居合わせた地元のおぢさんに話をお聞きする機会があったのですが、
ロケット発射の時期になると観光客が増えるのだとか。
やっぱり見に来る人いるんですね~。
国道58号でレンタカー屋に向かいつつ、旧空港近くのスーパーで買った巻き寿司と大福をぱくぱく。
レンタカー屋さん推奨のガソリンスタンドで給油し、車返却。
後は港に向かうだけです。
おねーさんが「車で港に送りますから」と言ってくれたのですが、
少し時間があるので徒歩で向かうことに。
車移動だと印象残らないからね。
13:20 種子島出港
船内はガラガラ。
前方の座席だったのですが、デジタル表示の速度計がついていて、
最高74キロも出てました。
公式サイトで確認したら、「最大速度 43ノット(79.64km/h)」だそうです。
先回硫黄島に渡った時に利用したような船が大体30~35km/hですから倍以上ですね。(@Д@)
この水中翼船、元々はボーイング929という軍事目的に開発されたものなのですが、
やっぱりこれは軍用だな~。と妙に納得しました。
ところで種子島はいいお天気だったのですが、屋久島に近づくにつれてどんどん天気が悪くなり、
波も出てきました。
速度があるので、大波があると、「ぶつかる」という感じです。
14:10 屋久島入港
屋久島空港に向かいます。
下船して案内表示に従いタクシー乗り場へ。
風が非常に強く、横殴りの雨も吹き付けてきます。
ちょうど1台しか停まってないタクシーにおばさんが乗り込むところでした。
なんかしばらくタクシーが来そうな気がしません。
ボーゼンと見ていると、おばさんが「アナタ、どこまで?」と話し掛けてきました。
「空港までです」というと、「じゃあ、私は途中の〇〇だから、一緒に行きましょう」ということで、乗せてもらえることに。
天気が悪いので、タクシーは引っ張りだこでつかまり難いのだそうです。
助かった~。
おばさんの自宅に向かう道すがら話し掛けられました。
「アナタもさっきの船だったんでしょ? さっきの運転手は上手だったわね~」
「運転にウマイ、ヘタがあるんですか?」
「そうよ~。ヘタだと乗り心地が悪くてとても乗れたもんじゃない。
さっきの運転手は波の越え方がちゃんと分かってる人だったわね!d( ̄∇ ̄*)」
そういえば、やたらと左右に曲がったり、出力が変化してました。
水中翼船もなかなか奥が深いみたいです。
おばさんの自宅に到着。
「……えと、お支払いはどうすれば……」
「ここから先の分をアナタが払えば良いのよ」
お、おぉ。
ここまでの料金を支払い、おばさんは颯爽と下車。
空港に向かいます。車内には運転手さんと2人きり。
水中翼船でこの島に到着したと思ったらその足で空港に向かうオイラを不審に思ったのでしょう、
「お客さん、取材か何かで?」と尋ねられました。
「あ~、、、、取材じゃないんですけど…ちょっと見学で~~
…あ、今朝の天気予報で、種子島/屋久島の天気は『曇時々雨』だったんですけど、
種子島はいいお天気で、こちらに近づくにつれて予報通りになりました~」
お天気に話を移そうとするオイラ。
すると運転手さんは、「そうなんですよ~。屋久島は高い山が多いから、雨雲は全部こっちに引っかかっちゃって、
こちらは雨。種子島は晴れ。というのはよくあることなんですよね~」と教えてくれました。
へ~。そんなお天気事情があるのか~。
鹿児島と種子島/屋久島を結ぶ水中翼船、事情がよく呑み込めないまま利用したのですが、
2つの会社が運航しており、犬猿の仲で、値下げ合戦とかしていたのだそうです。
そういえば乗り場が隣接していて、なんか分かりにくかったです。
14:50 屋久島空港到着
無事にたどりついたまでは良かったのですが、この空港の建物はとても小さくて、
中に入るとすぐ目の前に受付カウンターがあり、
係のおねーさんから「いらっしゃいませ」と声を掛けられましたΣ(゚Д゚;)
逃げるようにその場から移動すると、隣では保安検査員が目を光らせているし、
無意味に滞留できるスペースがありません(゚Д゚;≡;゚Д゚)
すぐ外へ=(⊃゜Д゜)⊃
18:00のヒコーキで島を出るまで、まだ3時間あります。
15時前に到着したヒコーキをターミナル横から撮影して、
とりあえず外周を歩いてみることに。
雨が止んだのは助かりましたが、上空にはどす黒い雲がどんどん流れていていつまた降り出してもおかしくないです。
しかも相変わらずまともに歩けないほどの風が吹きつけてきます。
さっき到着したヒコーキはほどなく鹿児島に戻るので、
それまでにどこか滑走路の見える場所を探すことにしました。
地図を確認したら、ターミナル西側方向に行くと滑走路と道路が近くなっている箇所があるので行ってみることに。
道路は滑走路より高い位置にあり、滑走路を見下ろせるはずなのに、道沿いは緑の壁になっていて全然見えません。
それでも少し進むと、緑の壁がなくなって滑走路をいくらか見渡せる箇所がありました。
風向きからしてヒコーキはこっちに向って離陸だし、ここからならバッチリ撮れそうです。
地図を見たら、この先さらに道路が滑走路に向かって近くなります。
離陸の時間は気になるのですが、そちらに行ってみることに。
結構頑張って歩いたのですが、眺めは良くなりませんでした。
(やっぱりさっきの所に戻ろう)と、歩き始めたら、ヒコーキがグワーンと飛んで行ったのでしたΣ(゚Д゚;)
(まだ飛ぶ時間じゃないはずなのに!!!!!)
後から調べたら、その日だけ出発時間が繰り上がってますた。
…超がっくし_| ̄|○ il||li
オイラ、マニアじゃなくて一般人だからな~。
ちょっと失敗しちゃったや。
そしてついに雨が降ってきました。
慌ててドラッグストアーに駆け込むオイラ。 ひー。
しばし店内をウロウロし、飲み物を買って出てみると雨はやんでました。
いつまた降り出すかわからないので、やんでるうちに空港に戻ることに。
……ということで空港到着。
まだあと2時間もあります。
怪しい人でなく、ちゃんと客であることを示すため、手続きをして、疲れたのでカウンター前のベンチで居眠り。
そして18時発鹿児島行きのJACのヒコーキに乗り込みました。
座席について離陸を待っていると、
「全日空さんにお乗り継ぎと聞きましたが?」とCAさんに声を掛けられました。
そんな予定はまったくなかったのですが、乗り継ぎだと一体どうなったんでしょうか?
もしかして、「もっとJALグループを利用してくださいっ!」とCAさん全員からハリセンで叩かれるとか?(違)
18:30 鹿児島空港到着
高速船でも1時間半かかるのに、たった30分ですからね。やっぱりヒコーキ速いです。
実は鹿児島空港に来るのは初めて。
せっかく来たのですが、暗くてちゃんと見学できないので、ここは又の機会に。
車を鹿児島港の駐車場に置いてあるのでそこまで戻らねばなりませぬ。
空港ターミナル前から市内行きのバスを利用することに。
空港から市内行きのバスは10分間隔で出ているのでとても便利です。1時間ほどかかりますが。
本当は、屋久島から船で鹿児島港に戻れれば面倒なかったのですが、
「二島で空港の見学をして日帰り」 だと、戻りはどうしてもヒコーキしか残ってないのでした。
バス乗り場前の券売機でチケット買ってバスへ。
ギリギリで駆け込んだお客さんは現金払いしてました。
お腹が空いてたまらないので車内でこっそりカロリーメイトもどきの夕食
19:30 終点市役所前到着 徒歩で駐車場へ
19:45 港の駐車場到着
すぐ近くの古い雑居ビルの一階にある、小さな銭湯へ。
360円でした。普段は健康ランド系ばっかりなのでこの値段は珍しいです。
脱衣所ではサラリーマン風のおぢさんが扇風機に当たりながらのんびりスポーツ新聞を見てました。
いくつか湯船があって、その1つのそばに塩がたっぷり入った木箱が。
ものすごく温まるのだそうです。
オイラは肌が弱いのでパス。
番台のおばさんに「〇〇駐車場に入れた」と告げるとコインがもらえて、駐車料金がタダになりました。
途中のコンビニでヨーグルト買って、高速へ。
そして桜島SAで給油。
翌朝長崎空港からのヒコーキに乗るのでなるべく近くまで進みたかったのですが、
入浴直後ということもあり、真っ暗で単調な道を走っていると猛烈な睡魔が…
22:20 えびのPAにて寝。
おやすみなさい。
(続きます)
せっかく屋久島まで行ったのにー。と、私などは思います。
by 春分 (2010-04-07 22:06)
とりさんの行動力には脱帽です。
先日1200kmほど車で走る機会があったのですが10日たっても疲れがとれません。歳ですね。
鹿児島市内の銭湯はほとんどが温泉だと聞いたことがあるのですが今回もそうだったのでしょうか?
by うめ (2010-04-07 22:37)
水中翼船、見たかったよう(^^);
東海汽船のセブンアイランドみたいなやつ?
by an-kazu (2010-04-07 23:17)
水中翼船って、
あの「ボーイング」がライセンサーなんですよねっ。
by me-co (2010-04-08 00:04)
充実の記事に敬意を表します。
オツカレチャ━━━━( ´∀`)━━━━ン!!!!
離島まで手を広げられたとなると、苦難の連続の大事業の様相を呈してきましたねえ。
伊豆七島はまだでしたっけ?
東海汽船はフェリーじゃないから、フィット号を連れて行けないよなあ・・・
ハリセンは痛いかもしれないので、ピコピコハンマーくらいでどうでしょうか。違う?
>空港から市内行きのバスは10分間隔で出ているのでとても便利です。1時間ほどかかりますが。
そうなんですよ。(゚д゚)(。_。)(゚д゚)(。_。) ウンウン
あれね、高速道路をぶっ飛ばしてそうなんですからね(前に自分が乗ったときは、朝の通勤ラッシュで混雑する市内を抜けるまでが大変だった)。
正直、不便な空港だと思いました。
宮崎は空港アクセスの鉄道(JR)を新設しました。仙台もですが。
どちらも割と市街地に近いですが、正解だと思います。
by tooshiba (2010-04-08 00:45)
九州の旅お疲れ様です!
是非鹿児島空港も写真付きで取り上げて下さい!!鹿児島県民としてどう思われてるのか興味あるので・・w
by infinity (2010-04-08 01:38)
水中翼船は揺れが少なくて乗り心地いいですよね^^
屋久島で晴れに巡りあえるのは珍しいそうですから雨でも仕方がないでしょうね。
by miffy (2010-04-08 18:15)
水中翼船、早いけど燃費がムチャクチャ悪い、っていう話を聞いたことがあります。
一度乗ってみたいものです。
by 雅 (2010-04-08 21:56)
鹿児島空港には何度も行ってるけど、ゆっくり見学したことはないです。
着けば迎えが来てるからすぐに出ちゃうし、帰りはお土産を見るくらいの
余裕しかないし(^_^;)
by pica (2010-04-08 22:02)
皆様 コメント、nice! ありがとうございます。
■春分さん
そうですね~。
余裕のある旅行がしたいです・・・。
■うめさん
車中泊連続の旅行だと、オイラも戻って来てから二週間くらい気力が戻らないです。
鞭打ちながら仕事してます^^;
>温泉
そうなんですか。それは知りませんでした。活火山が目の前にありますからね。
今回利用した所も確かに温泉でした。
■an-kazuさん
すすすすすみません^^; オイラも後から失敗したと後悔しました。
>東海汽船の
調べたらそれでした。同じものです。
■me-coさん
そです。
佐渡島航路のジェットフォイルには、顔の部分に「ぼーいんぐ」って書いてありました。
■tooshibaさん
>伊豆七島
まだですねぇ・・・。仰る通りフィットで島内を動けないし、
港と空港って結構離れていることもあるので、どうやって回ろうか悩むことになりそうです。
>不便
tooshibaさんも利用されましたか。朝だと確かに混むでしょうね~。
そういう意味では以前の鴨池の空港は港にも隣接しているし、超便利だったでしょうね~。
■infinityさん
おお、infinityさんは鹿児島県民でしたか^^
このたびはどうもお邪魔致しましたm(_ _)m
鹿児島は方言が柔らかくて親切な方が多かったです^^
鹿児島空港もじっくりお邪魔させていただく予定なのですが、
今年中に行けるか、数年後になるか・・・まったくわかりません。
申し訳ありませんm(_ _)m
■miffyさん
>珍
そうなんですか。
それじゃ仕方ないですね^^;
■雅さん
>燃費
水中翼効果で造波抵抗は低減できますけど、
これだけスピードが上がると空気抵抗がバカにならないんでしょうね~。
燃料も通常船舶とは違うので割高らしいです。
機会がありましたら是非^^
■picaさん
それが空港における正常な人の行動パターンです(o ̄∇ ̄o)
by とり (2010-04-09 07:21)
水中翼船、乗ってみたいです
R58って沖縄まで続いているのですよね
それにしても種子島・屋久島日帰りってすごく贅沢な旅かも
by sak (2010-04-09 11:13)
水中翼船ってどんなのか全く想像がつきません・・・
飛行機の感覚に近いなら乗り心地はご満悦でしたね。
by masa (2010-04-09 17:37)
とりさん こんばんは
質問です。。。。眠るとき足は伸ばせるのですか?
by yatoho (2010-04-09 23:27)
■sakさん
>R58
そうですよね。鹿児島にある短い起点、撮りたかったのですが、撮り損ねました。
>贅沢
言われてみればそうですね(o ̄∇ ̄o)
■masaさん
はい。ご満悦でした(o ̄∇ ̄o)
なんで外観を撮らなかったのかと、返す返すも残念です。
■yatohoさん おはようございます。
はい。のばせますよ~。
コンパクトカーなのにちゃんと寝れるのもフィットを選んだ理由です^^
by とり (2010-04-10 06:02)
鹿児島から日帰りで屋久島と種子島ですか。
もっとゆっくりしたかったでしょうね、本当は。
by takechan (2010-04-10 21:42)
■takechanさん
そうですね~。
今回は欲張りすぎて失敗でした^^;
by とり (2010-04-12 07:32)
>非常識な時間帯に仲間とつるんでた時
僕も大学時代の深夜まで友達と話した時は、ただただ楽しかったです^^
ほんとそうですね。
>「ロケット」という水中翼船
なんてセンスだwと一瞬笑いましたが、「龍馬空港」も同じでしたww
>タクシー 僕も沖縄で那覇空港に行くときにバスが来なくて相乗りさせてもらったことがありますが、あれはうれしいですよね
>全日空に乗り継ぎ なんでしょう?預けた荷物の扱いの関係でしょうか?
by コスト (2010-04-12 21:10)
■コストさん
>大学時代
なんか異様に楽しいですよね^^
>龍馬空港
地元の方の感覚なんでしょうか。
オイラはそんな違和感ないですけど。
>乗り継ぎ
そういうことなんですかね~。これは未だにナゾです。
by とり (2010-04-17 08:40)