大正飛行場予備滑走路跡地 [├空港]
2010年8月訪問 2020/6更新
撮影年月日1947/05/10(USA M289 67)■
出典:国土地理院ウェブサイト(地理院データを加工して作成)
大阪府八尾市、近鉄大阪線から北東方向に延びる府道21号線(八尾枚方線)のうち、
近鉄大阪線側がやけに真っ直ぐ続いているのですが、
大正飛行場(現八尾空港)の予備滑走路として建設されました。
先頭のグーグルマップ青マーカー地点に当予備滑走路についての銘板があって、
「穴太の交差点から北東に新家東口付近までの約1,500m」と記されています。
「穴太(あのう)の交差点」はあるのですが、「新家東口」という場所が分からず、
ネットではそういうバス停があるようなのですが発見できませんでした。
ともかく穴太交差点から1,500mということで線を引くとこんな感じです。
現在の府道は6m道路と思うのですが、
上に貼った航空写真から滑走路部分の道路のレイヤを作って(気持ち太めに)作図したら、幅17mでした。
「河内どんこう」によれば、 この府道八尾枚方線は昭和12年に開通したもので、予備滑走路の機能を付加していました。
延長2,000mのコンクリート舗装の平坦な直線道路で、道幅11mの両側10mは一切の工作物が禁止され、
いつでも飛行機の発進が可能だったのだそうです。
この情報は盡忠報國さんから頂きました。盡忠報國さんありがとうございましたm(_ _)m
赤マーカー地点。
真っ直ぐです。
青マーカー地点にある銘板。
大阪府・大正飛行場予備滑走路跡
大正飛行場予備滑走路 データ設置管理者:旧陸軍
所在地:大阪府八尾市楠根町他(大正飛行場の北約4.5km))
座 標:N34°38′29″E135°36′03″
滑走路:約1,500m
方 位:03/21
(座標、方位はグーグルアースから)
沿革
1937年 八尾枚方線開通。予備滑走路の機能を付加
1996年 銘板設置
関連サイト:
Wiki/大阪府道21号八尾枚方線■
この記事の資料:
「河内どんこう」(盡忠報國さんより)
まっすぐな八尾枚方線ですね(^O^)地図でも、まっすぐ(当たり前かぁf^_^;)大変渋滞する道路らしいですね。鹿児島の田舎では考えられないんですがf^_^;
戦時中に造られてても「大正」なんですね?名前の由来も知りたいです(^0^)/
by 鹿児島のこういち (2011-01-23 09:01)
わぁ~
実家に近づいてきた
でも大正飛行場予備滑走路
全然知らなかったです( ..)φメモメモ
by sak (2011-01-23 20:27)
予備滑走路ですか。
他にやる事があるだろう?と思ってしまうところです。
sakさんの実家がこの辺なんですね(といってもこの辺の土地勘は全くアリマセン)
by 雅 (2011-01-23 20:33)
愛知県内の元飛行場などは、割と広い道路に転用されていることが多かったですが、ここは2車線?
意外と狭い印象です。
by tooshiba (2011-01-23 22:48)
■鹿児島のこういちさん
ここは渋滞道路なんですか。よくご存じですね。
>名前の由来
大正村の農地を埋め立ててできたからだと思います。Wiki情報ですが。
■sakさん
近づいてきましたか^^
そういえば以前、八尾も近いと仰ってましたね。
ここは大阪の郊外って感じでしょうか?
■雅さん
どんなにヒコーキがあっても滑走路が使えないと鉄の塊ですからね~。
末期はしらみつぶしに爆撃されてましたから。
まあ確かに作り過ぎな気はします。^^;
■tooshibaさん
うぅ、よく覚えてますね~。嬉しいです(;´Д⊂)
この滑走路跡の道路は、はるか手前からひたすら歩いたんですけど、写真の通りの幅の道路が続いてました。
真っ直ぐという以外は滑走路って感じはなかったですね。
by とり (2011-01-24 20:01)