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北海道旅行・2 [■旅行記]

Ⓐ小樽港→Ⓑ王子江別飛行場跡地→Ⓒ千歳市空港公園→Ⓓ千歳第二、第三飛行場跡地→Ⓔ日本航空専門学校千歳校→Ⓕ新冠飛行場→Ⓖ大樹町多目的航空公園→Ⓗ帯広(とかち帯広)空港→Ⓘ豊頃(MICとよころ)飛行場→Ⓐホーブランド飛行場→Ⓑ音更飛行場跡地→Ⓒ帯広第二(市設帯広、音更)飛行場跡地→Ⓓ十勝飛行場→Ⓔ道の駅おとふけ(車中泊)

 

2日目

3:30 起床。

事前の予報では、旅行中の道内は全域晴れベースのはずだったのに、

日の出を撮ろうとしたら、完全に曇り空。

定刻4:40 下船。空は一面の曇り空。ア、アレ?

まずは江別市の「王子江別飛行場跡地」へ。

現状はすっかり宅地化しているのですが、

滑走路跡がかなり正確に特定できているのと、碑があるのです。

この碑は、「江別市の見晴台地区にある」ということしか分からないので、現地で探さねば。

現地に来てみると、地元の方が何人も犬を連れたりして早朝の散歩をしています。

北海道に来たんだ。という実感が湧いてきました。

早速滑走路のあった辺りを探し始めたら、

いえ、もっと正確には、滑走路のあった辺りに近付いたら、あっさりと碑を発見。

「碑はあまり大きくなく、住宅街の中にある」(つまり目立たない)とのことだったので、

ローラー作戦で30分で見つかれば御の字と考えていたのでした。

下船してから初めて車外に出てみると、結構寒いです。

道理でみなさんジャンパーなど着こんでいるはずでした。

オイラも後部から防寒具を取り出しました。

この後も、日中の時間帯はともかく、朝晩は長袖が基本でした。

やっぱり北海道は寒いです。

 

ということで、あっさりと見つかり、6:15 次に向かいました。

7時前、「新千歳飛行場公園」到着。

ここには元千歳飛行場についての説明板があるので是非見たかったのです。

行ってみると、飛行場の歴史について想像以上に素晴らしい展示物が。

ところで展示物を見学して園内を回っている間、

カラスが背後からオイラの頭上スレスレに飛び去るのを繰り返されました。

…あの、風が当たってコワイんですけど。。。

その後、千歳第二、第三飛行場跡、日本航空学園を回り、9時前に某市の某飛行場へ。

実はココ、去年も来たけど事前の調べ方が不十分で数百メートルズレた地点をウロウロ探してたのでした。

で、今回注意深く場所を特定して再訪問してみました。

ぐーぐるで見ると、白く伸びる滑走路、エプロンにつながるタキシーウエイ、それに飛行場の施設のようなものが見えるのですが、

実際に来てみると、施設っぽいのは飛行場とは無関係の会社の建物で、

滑走路部分は確かに白いけど、フカフカで、とても転圧して固める類のものには見えません。

タキシーウェイ、エプロンに見えたのは、それぞれ車道、区画分けされたブロックでした。

現地に来てみると、ここはどうも飛行場ではないみたいです。「飛行場に見える場所」。

地名等記すと検索で引っかかって混乱を招いて迷惑をかけてしまう可能性があるので伏せておきます。

実は今回ココ以外にも、飛行場かと思っていたら違ってて、空振りだった箇所が何箇所かあるのですが、

そこも同様に伏せておきます。

D20_0057.jpg

次に向かった新冠飛行場を探していたら、偶然お墓の前に出ました。

競馬素人のオイラでもこの馬の名前は知っている。ここに眠っているのですね~。

周辺には他にも馬のお墓がいくつもありましたが名前が分かるのはこれだけでした。

なんとか新冠飛行場を見つけ、次に大樹町に寄り、帯広空港に向かったのでした。

D20_0030.jpg

帯広空港近くにて。

花粉が出ている時期はとてもこわくて近寄れません。

その後江東郡音更町へ。

この周辺には、場所をきちんと特定できなかった飛行場を含めていくつも飛行場跡地があります。

しかし、到着したのは、もう午後6時前。

今夜は当地で車中泊決定です。

この時期戸外で撮影ができるのは、せいぜい午後7時頃まで。

朝は4時頃にはまあまあ撮影可能な明るさになります。

周る箇所は多く、しかも時間が非常に限られているため、当然明るい時間帯は撮影のために動きます。

ところで音更町には「音更飛行場」の跡地があって、ネットでは情報が非常に限られているのですが、

数年前に「まぼろしの音更飛行場」という冊子が作られ、町内の図書館などに寄贈されています。

ネットでは情報が限られている飛行場の場合、こういう地元で作成された冊子は非常に貴重な情報源で、

オイラにとってはまさに宝物です。

現地撮影ならば、明朝4時から始められ、当地での見学が全て終わったならば即次の場所に移動するわけですが、

図書館での冊子閲覧を翌日に持ち越してしまうと、最低でも朝9時まで待たねばなりません。

(まずは冊子を閲覧しよう)と考え、最寄りの図書館に飛びこんだのが17:55。

普通ならもう閉館時間なハズなのに、駐車場にはやけに車が停まっています。

図書館入口の所に、「閉館時間:18時 毎週木曜日は20時」と書かれてました。

なんと今日は偶然閉館時間が遅い日でしたヽ(*´ヮ`)ノ

受付で、「まぼろしの~」冊子があるか尋ねると、冊子が置いてある場所まで案内してくれました。

コピーしても構わないか尋ねると、

「規則で本の半分までしかコピーできません」とのことでした。

以前東北地方での図書館のコピー事情について書きましたが、

1冊の1Pだけ許可のところもあるし、本当にイロイロですね。

ここで資料をゲットし、飛行場跡の碑もすんなり発見し、

更に「帯広第二」、「帯広第一」の各跡地の撮影をしました。

特に「帯広第二飛行場跡地」については、これまでずっと場所特定できないナゾの飛行場の1つだったのですが、

2009年に地元の郷土研究グループが旧地権者などを訪ねて場所を特定し、

その地図情報が地元紙に載ったのです。

ということで、今回滑走路跡地の地点を撮影することができたのでした。

今後も全国でこういう動きが広まることを期待しております m(_ _)m(他力本願)

その後7時を過ぎてすっかり薄暗くなってしまったのですが、「帯広緑が丘飛行場跡」の緑が丘公園へ。

この公園内には当地にあった飛行場関連の碑があるのですが、

ネットでは非常に発見しづらい。と書かれていたので、明朝の撮影に備えて探しておくことにしたのです。

「松の木に隠れるように立っている」とのことだったので、まずは「松の木とはどういう木か」から確認するオイラ。

松の木って、針葉樹なんですね~ d( ̄∇ ̄*)☆\(--

松って、なんかこう、岩肌にうねっている盆栽っぽいイメージしかないんですが、

もっとシュッとしてるのが植わってて、「これも松か~!」と感動しながらウロウロ。

すっかり暗くなった公園内で、歩道を外れて松の回りを徘徊したのですが、

(多分この辺)と思われる場所に碑を発見することはできませんでした。

本日は諦めて、明日明るくなってからもう一回探してみることに。

実はオイラが園内をうろついた際、下草がキレイに刈られていて非常に探しやすかったのですが、

切り倒された木の幹が何本もあるのを発見しました。

これだけ探して見つからないとなると、碑が撤去されている可能性もあるな~。

実は碑は「石でできた低いもので、木に隠れるように立っていて非常に発見しづらい」

と記されていたので、高さ20cm程度の道標みたいなものを勝手に想像していました。

道の駅で車中泊しようと移動中に温泉発見。

今日は暑くて汗をかいたので入ることにしました。

道の駅到着(多分「道の駅・おとふけ」)。

10時頃寝。

おやすみなさい。

 

(続きます)


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コメント 12

鹿児島のこういち

朝、4時頃日の出!
そうですよね、北海道は鹿児島よりずっと東にあって、鹿児島は本土で西側の端っこですものね(^O^)鹿児島より日の出は早いはずです!f^_^;
カラスのスクランブルを受けたんですか?とりさんだけに、縄張りを犯されたと思ったか、はたまた巣の下でも通ったか、ドラえもんに翻訳コンニャクをもらわないとわかんないですねf^_^;
by 鹿児島のこういち (2010-08-11 06:12) 

Takashi

カラス、近くに巣があったんじゃないでしょうか。
私も威嚇されたことがあります^^
白樺の写真、北海道らしくていいですね。
by Takashi (2010-08-11 06:51) 

an-kazu

松・・・
江田島で見た松は、どれもびしっと姿勢が良かったので、
自衛隊員が「我々と同じで姿勢がいいのです!」と言って
いたのを思いだしました(^^);
by an-kazu (2010-08-11 08:05) 

tooshiba

なんつーか、頭が下がります。
その情熱の3分の1を分けてくらはい。←欲張りすぎ?

カラス的に、、、ターゲットロックオン。
名前「とり」
目的「捕まえて、喰う」
だったのかも。(;´∀`)
だってとりさんだもん。
(実際は巣を狙われたと誤解された説に一票)
by tooshiba (2010-08-12 01:16) 

tss

> カラス、近くに巣があったんじゃないでしょうか。
私もそう思います。その飛びかたは巣を守ろうとした威嚇です。直前に特徴的な鳴き方で警告もしているはずですが、普通わからないか…。結構鋭い爪の付いた脚で蹴られたり、くちばしを向けて正面から飛び掛られたりしてケガをする例が少なくありません。営巣期にこれを食らったらあきらめてその場を立ち去ることをお勧めします。
ってゆーか一度蹴られて軽く腫れた。。。。

拝見していますと冗談ではなくて野生生物でケガをしない注意をぜひ。北海道は熊も出ますし、スズメバチに遭遇してもおかしくなさそうな写真も多数、、、。

本筋に関係なくてごめんなさい。
by tss (2010-08-12 05:50) 

セバスちゃん

こんにちは。
やはりネット時代とは言え、自分で歩き調べ情報収集って、必要なんですね。
僕も今度、旅に出た時は、図書館訪問してみよっかな。
by セバスちゃん (2010-08-12 07:56) 

masa

白樺の写真がすごくきれいですね。
いかにも北海道と言った風景ですね。
それにしてもとりさんの一日は長くて
密度の濃い一日ですね!
by masa (2010-08-12 08:31) 

miffy

一日での走行距離スゴイですね~
白樺並木が美しいですね。
地元の図書館にしかない資料ってたくさんあるんですね。
by miffy (2010-08-12 10:52) 

sak

ハイセイコー、亡くなってからもう10年経つのですね
牧場にいろんな馬を見に行った時
亡くなるちょっと前に偶然会えた時の事思い出しました
白樺、すごくキレイ♪
北海道っていろんなところに温泉があるからいいですね(^^
by sak (2010-08-12 17:32) 

マンチ軍団

白樺、北海道って感じ綺麗ですね!
偶然ハイセイコーのお墓の前に出るなんて密度の高い一日でしたね!

by マンチ軍団 (2010-08-12 17:48) 

コスト

>滑走路跡が正確に特定、碑は「江別市の見晴台地区にある」ということしか分からない
その断片的な情報はどこから?^^;

>白樺
きれいですねー。でもとりさんは近づけないってw
なかなか花粉症は気をつかいますね。
>毎週木曜日は20時
田舎の図書館にしては異例ですねー、ついてますね☆
二日目にしてそうとう回ってますが、二日目に回った場所の一覧があると
わかりやすくてよけいに「おおーっこんなに」って思います。
by コスト (2010-08-15 11:14) 

とり

皆様 コメント、nice! ありがとうございます。

■鹿児島のこういちさん
確かにこちらの日の出の早さはビックリします。
鹿児島はその代わり日没が遅いですよね^^

■Takashiさん
やっぱりそういうことなんでしょうか。
>白樺
横着して300mmで遠くから撮ってます^^

■an-kazuさん
>我々と同じで
言うわね~(古)

■tooshibaさん
>情熱
その代わり、他ではずぼらですけん。
>「捕まえて、喰う」
や~め~て~!!><

■tssさん 
以前もコメントくださったtssさんでしょうか。そうでしたらお久しぶりです^^
ご親切にありがとうございます。
確かにオイラ、こういうことでイタイ目に遭ったことがないので、無頓着です。
カラスの鳴き方は…「カ~ カ~」というのんびりしたものではなく、
なんというか、鋭く短い緊張感のある鳴き方だったような気がします。
以後注意したいと思います。ありがとうございました。

■セバスちゃんさん
何を調べるかにもよるけど、飛行場跡地に関しては地元に出向いて初めて知ることは多いですね~。

■masaさん
横着して300mmで遠くから撮ってるんですが、なんかそれっぽいですね。
d( ̄∇ ̄*)☆\(--
もうこんなに無茶苦茶な行程をこなすことはないと思うので、
今回は苦労話を意識して記事に含めさせて頂いております。

■miffyさん
も~、今回は道内の四日間でアホみたく走りました(XДX)
地元情報大事!!

■sakさん
おお、偶然会いましたか!!
>もう10年
sakさんのコメントで気がつきました^^;
オイラにとっては伝説の馬なので、「まだ10年」というイメージなのですが、
現役引退後の余生も長いでしょうからね~。

■マンチ軍団さん
>白樺
横着して300mmで遠くから撮っておりますm(_ _)m
>ハイセイコー
競馬好きな方にはきっと聖地なんでしょうね~。

■コストさん
>情報
当時の航空写真を見ると、滑走路と整備された道路、川が現在とほぼ同じに残ってるんですよ。
なので滑走路の位置特定は楽でした。
碑に関しては、ネット様のおかげです。
>花粉症
本当にやっかいですよ。コストさんは是非ならないでください。
>毎週木曜日は20時
やっぱりオイラの日頃の行いっていうんですかねぇ。d( ̄∇ ̄*)☆\(--
by とり (2010-08-15 20:03) 

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