大町防空監視哨跡 [├場所]
2010年05月訪問 2020/7更新
長野県大町市にある「防空監視哨跡」。
an-kazuさんに教えて頂いて初めて存在を知った監視哨です(下記リンク参照)。
古くからある市街地の外れで、田畑が広がる風光明媚な所です。
説明版から。
これまでにお邪魔した監視哨は未だ数か所なのですが、すべて聴音壕とセットになっていました。
こちらは特に洞穴っぽいものは作らなかったみたいですね。
現存するコンクリの塊は、少しでも高い場所から見張るためのステージのようなものでしょうか。
「大町防空監視哨跡」(全文)この地には、第二次世界大戦中の昭和十五年頃、敵味方の航空機の動向を地上から確認し、敵機来襲をいち早く関係機関に通報するために、防空監視哨が設けられていました。各家庭等の燈火管制が始まったのもこの頃です。当時この地は、周囲一km以内には、ほとんど人家がなく、静寂な地でありました。防空監視の任務に従事した人は、哨長と班長が予備役の元軍人、他の哨員は、大町市内及び近隣町村の若者達でした。各班八名の五班が編成され、二十四時間体制で、二名若しくは三名の交代勤務で監視にあたっていました。昭和十七年以降は、空爆が激化しはじめ、監視哨の役割はより重要なものとなりましたが、昭和二十年、ついに終戦を迎え、監視哨もその役目を終えました。この監視哨を戦争の悲劇を伝える数少ない名残として、永久の平和を願いたいものです。平成七年三月 大町市教育委員会
長野県・大町防空監視哨跡
大町防空監視哨 データ
所在地:長野県大町市大字大町不二塚町
座 標:N36°30′37″E137°51′02″
(座標はグーグルアースから)
沿革
1940年 この頃設置
1942年 空爆激化
1945年 終戦により廃止
関連サイト:
an-kazuさんのブログ:8月15日の長野(その3)■