明野飛行場 [├空港]
2010年11月訪問 2022/1更新
(昭和9年8月撮影)高度1,200米 方位SSW 距離2,200米
1934年(昭和9年)10月調査資料添付地図 Translation No. 31, 12 March 1945, Airways data: Kinki Chiho (A). Report No. 3-d(29), USSBS Index Section 6■ (国立国会図書館ウェブサイトから転載。上2枚とも)
撮影年月日 1947/09/23(昭22)(USA M498 95)■
出典:国土地理院ウェブサイト(地理院データを加工して作成)
SkyVector.com
三重県伊勢市にある陸上自衛隊明野駐屯地。
駐屯地内に「明野飛行場」があります。
4レターのついた立派な飛行場です。
ここはかつて「明野陸軍飛行学校」で、全国各地に分教場が造られました。
戦時中の資料を見ているとよく「明野」という地名に出くわすのですが、
埼玉県民のオイラからすると、「ここか~。ここがあの…」という感覚でした。
■「航空路資料 第5 昭10-4 近畿地方不時著陸場」に図があり、
先頭のグーグルマップはこの図から作図しました。
当時の飛行場名は「明野ヶ原飛行場」 で、紫の囲ってある部分が飛行場です。
1934年10月調べの資料なんですが、現在の舗装滑走路をすっぽり覆う広さがあったんですね。
1947年の航空写真と比較すると、拡張していった様子が分かります。
■防衛研究所収蔵資料「本土における陸軍飛行場要覧 第一復員局(陸空 本土防空7)」
にも当飛行場の情報がありました。
飛行場名 明野
位 置 三重県度会郡北浜村
規 模 要図(南北1500)
舗 装 二〇〇×六〇〇米
基礎砂利圧入下層コンクリート(一、四、八)厚一二糎
表層細粒式瀝青コンクリート厚四糎
付属施設
収容施設 一〇〇〇名分
格納施設 掩体大五〇ヶ所
摘 要 施設軍有
三重県・明野飛行場
・明野陸軍飛行場 データ(「戦前戦後の飛行場・空港総ざらえ」より)
所在地:度会郡北浜村明野ヶ原
種 別:陸上飛行場 常駐、根拠
敷 地: 北西-南東1,600m 北東-南西1,400m
滑走路:640mx100m(舗装)
・明野飛行場 データ
設置管理者:防衛大臣
4レター:RJOE
空港種別:その他飛行場
所在地:三重県伊勢市村松町
標 点:N34°32′02″E136°40′20″
標 高:6m
滑走路:500m×30m(13/31) , 500m×30m(04/22)
航空管制周波数
HOMER 125.5MHz,126.2MHz,138.05MHz,140.5MHz
TWR 126.2MHz,138.05MHz,139.8MHz,140.3MHz,236.8MHz
TWR(GCA)120.9MHz,122.0MHz,134.1MHz,138.3MHz,141.7MHz,270.8MHz,335.6MHz
APP(RDR) 120.1MHz,139.45MHz,140.5MHz,141.95MHz,362.3MHz
明野フライトサービス 130.35MHz
沿革
1920年 陸軍航空学校射撃班として発足
1921年 陸軍航空学校明野分校に昇格、度会郡北浜村大字村松に設置
1924年 明野陸軍飛行学校として独立
1945年 部隊解散
1955年 陸上自衛隊航空学校が浜松から明野へ移駐、明野駐屯地が開設
(Wikiより)
関連サイト:
航空路資料 第5 昭10-4 近畿地方不時著陸場■
この記事の資料:
防衛研究所収蔵資料「本土における陸軍飛行場要覧 第一復員局(陸空 本土防空7)」
「21世紀へ伝える航空ストーリー 戦前戦後の飛行場・空港総ざらえ」