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博多海軍航空基地 [├空港]

    2011年5月訪問 2020/10更新  


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撮影年月日1948/04/07(USA R236-No2 64) 
出典:国土地理院ウェブサイト(地理院データを加工して作成)

前記事の福岡管制部からさらに少し西に行った所にある「海の中道マリーナ」、「マリンワールド海の中道」。

かつてここは「博多海軍航空基地」でした。

海軍水上機の最終訓練基地だったのだそうです。

1948年の写真(下記リンク参照)と比較すると、海岸線はほとんど変化していないようです。

防衛研究所収蔵資料「海軍航空基地現状表 内地之部 佐世保鎮守府航空基地現状表」
の中で、当飛行場について一部次のように記載がありました。

位置:福岡県糟屋郡西戸崎 基地名:博多(水上陸上両基地) 最寄駅ヨリノ方位距離:西戸崎線西戸崎駅南1 建設ノ年:1939-10 飛行場 長x幅 米:900x700芝張 60x12木造 主要機隊数:小型練3.0 水小練3.0 主任務:教育 隧道竝ニ地下施設:居住、指揮所、電信所、燃料庫、爆弾庫、倉庫、工業場 掩体:小型無蓋58 其ノ他記事:陸飛行場ハ旧生産社所有ノモノ

資料の中で、 「水上陸上両基地」とか、「陸飛行場ハ」とか、非常にきになるワードが出てきます。

これについては、次の次の記事 で。

また、防衛研究所収蔵資料:5航空関係-航空基地-77 終戦時に於ける海軍飛行場一覧表 昭35.6.29調

には、「博多空開隊(S15.11.15)(昭14建)」とありました。 

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      福岡県・博多海軍航空基地飛行場跡地      

博多海軍航空基地 データ

設置管理者:旧海軍
種 別:水上飛行場
所在地:福岡県‎福岡市‎東区‎西戸崎
滑走台:60mx12m
座 標:N33°39′45″E130°21′52″
(座標はグーグルアースから)

沿革
1939年    建設
1940年11月 15日、博多空開隊
       戦後GHQが進駐して「ハカタ・エアフォース・ステーション」と呼ばれる

関連サイト: 
ブログ内関連記事       

この記事の資料:
防衛研究所収蔵資料「海軍航空基地現状表 内地之部 佐世保鎮守府航空基地現状表」
防衛研究所収蔵資料:5航空関係-航空基地-77 終戦時に於ける海軍飛行場一覧表 昭35.6.29調


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