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三重海軍航空隊(香良洲飛行場)跡地 [├空港]

   2011年10月訪問 2020/12更新  


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撮影年月日1947/04/26(昭22)(USA M265 146) 
出典:国土地理院ウェブサイト(地理院データを加工して作成)

三重県一志郡香良洲町の雲出川河口デルタを埋め立てて造成した「三重海軍航空隊」。

海軍飛行予科練習生(予科練)教育隊として開隊しました。

「西の三重、東の霞ヶ浦」と称されるほど、ここ三重空は多くの航空兵を輩出しました。

■防衛研究所収蔵資料「海軍航空基地現状表 内地之部 横須賀鎮守府所管航空基地現状表(昭和二十年八月調)」

の中で、当飛行場について一部次のように記載がありました。

基地名:三重 
建設年:1941 
飛行場長x幅 米:滑空場700x500 
主要機隊数:予科練習生 
主任務:教育 
隧道竝ニ地下施設:施設アルモ数量不明 
其ノ他記事:演習場

■防衛研究所収蔵資料「5航空関係-航空基地-77 終戦時に於ける海軍飛行場一覧表 昭35.6.29調」

には、「三重空開隊(S17.8.1)(昭16建)」とありました。 

■防衛研究所収蔵資料「5航空関係-航空基地-83 航空基地図 綴(本土関係)別表 航空基地施設史実調査資料表」には、

基地名 三重(予科練)
所在地 三重県一志郡香良洲町
最寄駅 関西急行電鉄香良洲駅
主要機種 小型、練習機
其の他の主要施設 舟溜、桟橋、射爆場、演習場、隧道等

とありました。

D20_0032.jpg

飛行地区だった辺り。

周辺は立派なお屋敷が建ち並んでいました。なのでレンズ下向きです。

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赤マーカー地点。

歴史資料館があり、ここに三重海軍航空隊の貴重な資料がたくさんある。ということだったのですが。。。

D20_0072.jpg

平成24年2月13日まで耐震補強その他工事中。ということで、タイミング悪く入れませんでした。

D20_0067.jpg


      三重県・三重海軍航空隊(香良洲飛行場)跡地     
元々は地名から「香良洲(からす)飛行場」として建設が始まったのですが、「軍用飛行場にカラスでは勇ましくない」ということで、「三重海軍航空隊」になったのだそうです

三重海軍航空隊 データ
設置管理者:海軍
種 別:陸上飛行場
所在地:三重県‎津市‎香良洲町‎小松‎
座 標:N34°40′17″E136°28′46″
標 高:3m
面 積:130ha
滑空場:700mx500m 
(座標、標高はグーグルアースから)

沿革
1941年    建設
1942年08月 1日 三重空/海軍飛行予科練習生(予科練)教育隊として開隊
1945年08月 終戦、解隊

関連サイト:
歴史の情報誌/三重海軍航空隊  
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この記事の資料: 
防衛研究所収蔵資料「海軍航空基地現状表 内地之部 横須賀鎮守府所管航空基地現状表(昭和二十年八月調)」
防衛研究所収蔵資料:5航空関係-航空基地-77 終戦時に於ける海軍飛行場一覧表 昭35.6.29調
防衛研究所収蔵資料:5航空関係-航空基地-83 航空基地図 綴(本土関係)


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